お金持ちになればモテるはず(銭洗い弁天へ)

地主恵亮   2008-11-05  

2007年の年末の話。自分がなぜモテないのか考えた結果、お金が無いからだと気がついた。やはり女性は男性の経済力を好きになる。そこで手っ取り早くお金持ちになるために宝くじを買おうと思う。しかし、普通に買っても当たらないのでゲンを担いだお金で買うことにした。


[text=地主]

3000円で確実に億万長者になるには

まず現在、自分がどのくらいお金が無いのかと言うとまったくない(2007年の後半は無職だった)。女にモテるには“金”だという非常に現実的な答えに行き着いたのだが、金が無い。

そこで、思いついたのが宝くじだ。しかし、普通に宝くじを買っても当たらない。そこで、洗ったらお金が増えると言う「銭洗い弁天」に行きお金を聖なるお金にして宝くじを買おうと考えた。

しかし、今後のことを考えるとお金を無駄にはできない。1人で脳内会議をした結果、どんなに頑張っても今自由に使えるのは3000円だという結論に至った。
貴重な貴重な3000円

銭洗い弁天に向かいます

財布に、いま自由に使える3000円のみを入れ、期待を胸に鎌倉へ向かう。
家から鎌倉までは1時間半もかかるので、ちょっとした旅行気分だ。ちなみに切符代は1050円だった。高い気もするがこれで億万長者になれるのならば安いものだ。
1050円か…
北鎌倉駅に向かう電車は平日の昼間だったためか人が少なかった。うとうとしていたらあっと言う間に北鎌倉駅に到着。
曇り空で一段と寒かった
北鎌倉駅から銭洗い弁天までは20分ほどの道のり。鎌倉山のハイキングコースを歩くのだが、アップダウンが激しくかなりきつい。また、ハイキングコースと言うくせにとてつもなく足場が悪い。途中まったく人とすれ違わなかったので2、3人落ちてんじゃないのかと思う。
もはや登山コースだと思う

銭洗い弁天に到着

宝くじで億万長者になるべく、やってきた銭洗い弁天だが、正式名は「銭洗弁財天宇賀福神社」と言い、源頼朝により1185年の創建された由緒ただし神社だ。
トンネルをくぐると、 洞窟があった
境内に洞窟がありその中に湧水がある。その湧水でお金を洗うとお金が増えると信じられているのだ。もちろん私も信じている。政治家の「記憶にございません」発言くらい信じている。
洞窟中は結構広い 聖なる水は結構濁っています

100円玉→聖なる100玉

洞窟内には、お金を洗うザルがある。このザルにお金を入れてお金を洗うわけだ。この日は、平日で、冬で、とても寒かったためか、私しかお金を洗いに来ていなかったが、逆にお金が増える権利を独り占めできるのでうれしい。お金を洗っている時「これで、おれも億万長者」とニタニタしていた。そして、これで、モテるとムラムラしたいた。
水が冷たく驚いた
さて、そんな人間の醜い部分の欲望を丸出しで洗った100円玉を見て欲しい(下の写真)。明らかに輝きが違うのが分かると思う。洗った後の100円玉にはいつ後光がさしてもおかしくないオーラを感じることができる。これで、私も億万長者になれると確信した。
曇りなき眼で見ると分かると思います
用事も済んだので帰ることに。銭洗い弁天は北鎌倉駅と鎌倉駅の中間あたりに位置するので、帰りは鎌倉駅から電車に乗ることにした。また、1時間半の小旅行だ。切符代は1050円で、北鎌倉からでも鎌倉からでも料金は変わらないらしい。
また、1050円か…

大変なことに気が付いた

てなことで、朝出発した駅に帰ってきた。後は、先ほど銭洗い弁天で「聖なる100円玉」になった100円玉で宝くじを買うだけだ。

さて、と思い財布を開けると900円しかない。銭洗い弁天までの交通費が2100円。そして、最初にお財布と相談して自由に使える金額が3000円。あ~なるほど、3枚しか買えないという事実に気がついた。
3枚しか買えない…
正直な話、この時点で「銭洗い弁天に行かずに、宝くじ10枚買ったほうがよかったのではないだろうか」と気がついたのだが、いまさら後悔しても仕方がないので、聖なる100玉を9枚使い、宝くじを3枚購入した。まぁ、聖なる100玉で買った3枚なので普通のお金で買った宝くじ30万枚くらいの価値があると信じることにした。
億万長者への切符3枚

驚きの(ない)結果!

期待を胸に、抽選日である12月31日の夕方を迎えた。そして、ネットで抽選番号を確認して驚いた。

かすりもしてない。逆に心地よいぐらいハズレている。しかも、3枚しか買えなかったので300円すら当たっていない。すでに、億万長者になった時の計画を入念に立てていたのに。

どう考えても、銭洗い弁天へ行く必要がなかった。洗った100円玉を見て「輝きが違う」とか言っていた自分が恥ずかしい。素直に、連番で3000円分宝くじを買っていたら、必ず300円は当たったのに、鎌倉とかに行くからこのざまだ。

まとめのようなもの

本来、銭洗い弁天はお金に対する欲を洗い流すことを目的としている。だから、あの日、私が洗い流すべきは、私の汚い心だった。3000円はなくなるし、当然女性にはモテないし。踏んだり蹴ったりの年末だった。今年リベンジしたいと思います。
  



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