独りで過ごした夏を惜しみながらビールを飲む

自分の知らないうちに夏が終わっていた。

心の春は来る気配は全く無いのに、現実の時間と季節だけは容赦なく移ろっていく。


もちろん今年の夏も何もなかった。そんな何もなかった夏を惜しむために海に出かけることにした。


[text=宮島祥太]


今年最後の海

夏の終わった海にひとりやって来た。でも、何もなかった。
なので、夕暮れの海を見ながら潮風をツマミにビールを飲むことにした(微妙にポエミーな気がしてカッコいい気がしたので)。そして、せっかくだから小高い堤防から遠くのまだこの目で見ていない世界に思いをはせながらビールを飲むことにした。

あれがカルフォルニアか~

この日はまだ気温だけ夏が残っていて暑かった(9月だから当たり前といえば当たり前だけれど)。個人的に日本酒のほうが好みだけれど、ワンカップは真冬の釣り人を連想させるので、この日はビールを飲むことにしたわけだ。

独りで飲む最強ビールとか決定戦

今回は夏の終わった海を見ながら独りで飲む一番美味しいビールを決めることにした。

エントリーNo.1 初代第3のビール!ドラフト・ワン!! エントリーNo.2 イーンダヨ!グリーンダヨ!!淡麗グリーンラベル
エントリーNo.3 モンドセレクション最高金賞受賞、ザ・プレミアムモルツ! エントリーNo.4 ビール売り上げNo.1!アサヒスーパードライ!!

サッポロとキリンがビールじゃないのは別に意地悪してるわけではない。適当に選んだらこうなってしまった。


それでは、飲み比べ開始!!


まずはドラフトワン…

ごくごく

やっぱり第三ビールだから仕方がないという味がする。もちろんこれはこれで美味しいけれど、第三のビールとビールの間には決定的な隔たりがあることが改めて分かった。でも海をみながら飲んだら第二のビールくらいの味がした。

1人抜き

次いで、グリーンラベル。

ふー

イーンダヨ、グリ-ンダヨ!!


軽い飲み口ながら、しっかりとした麦の味。発泡酒のキリンだけあって、とてもおいしい。糖質70%オフも最近メタボ気味の体にも優しくてよい。(最も最初から飲まなければいいのだけれど)

2人抜き

さらにザ・プレミアムモルツ

ちょっと回ってきた

ふわっとしてコクのある飲み心地。ふわっとした泡と、濃厚な旨味。世界がうなる理由も分かる。僕もうなった。思った以上にうなった。当社比の3倍うなった。それくらいうまかった。

3人抜き

最後にスーパードライ。

結構回った

辛口の飲み応えが熱った体に染み渡る、これは優勝決定か!?

順番の関係上一番ぬるい状態で飲むことになったのは残念だった。

それにしても曇っている。ものすごい秋晴れとかだったらもっと雰囲気が出たのに。

4人抜き

飲みすぎ

優勝を決定しようとしたその時、自分の重大なミスに気がついた…


飲みすぎだ!


一気に4本も飲み続けたのだ。夏の終わった海にひとりでやって来て何をしているのやら、深く考えると相当虚しい(僕は酔うと落ち込む時があるのだけれど、それがこのときだった)。


夏の終わった海というのが余計に悲しい。そして、一人で偶数本というのが、とても悲しい気持ちさせてくれる。ひとりは奇数だから、偶数にあこがれるのだ。

一人じゃ割り切れない

ちなみに第一回「夏の終わりに独りで堤防の上で飲むとおいしいビール選手権」優勝は…


皆優勝、おめでとう! よって後半味分からなかったから。どれも美味しいかった。秋は頑張ろうと思う。

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