独り者がカップルの島「江の島」へ

地主恵亮   2011-04-03  

「江の島」といえばカップルの島だ。

彼女と彼氏の名前を相合傘のように書き込む絵馬が売られていたり、それを奉納する神社があったりする。南京錠にカップルで名前を書き込んで、それを吊るす「龍恋の鐘」というスポットもあったりする。

カップルしか楽しくないではないか。

そんな場所に今から2年前の雨の日、独り者だった僕は訪れた。

[text=地主恵亮]


雨の江の島も例外なくカップル

江の島は神奈川の湘南にある島だ。

サザンオールスターズの曲を1日中聴いていれば、どこかで「江の島」という歌詞が出てくると思う。それはデートスポットとして有名だからだ。それは先に書いたような理由もあるし、カップルは海に行きたがる傾向もあるからだろう。

雨でもカップルはいる

カップルを見ていると、濡れて風邪ひけ! と思ったけれど、きっと男が風邪をひくと女の方が下手糞な料理を作って看病するのだ。そう思うと悔しい。結婚したらどうかと思うが、付き合っているころの下手な料理はむしろハグに値し燃え上がるのだ。

江の島神社に到着
こんな感じの絵馬が奉納されている神社

絵馬から見えるカップルの今後

お土産屋がひしめく参道を抜け「江島神社」にやって来た。

ここにはカップルが相合傘風に名前を書く絵馬がある。それがこれ見よがしに奉納されている。雨で文字が消えないかな、と期待したが多くが油性ペンで書かれていた。最近のカップルは用意周到だ。しかし、こんな絵馬をわざわざ買って名前を書くのはアホなカップルだと思う。

彼女は字が小さいが、彼はすごい勢いで名前を書いている

プライバシーを守るために、ほとんどをモザイクにしてあるが、上の絵馬からは男が女性のことを好きなのが分かる。文字の大きさから彼のノリノリ感が伝わってくるのだ。反面、女性の方は全くやる気がない。程なくして別れるだろう。彼がフルネームなのに対して、彼女は下の名前だけなのも、そう思う根拠だ。そういうのを見つけると妙に嬉しいのが独り者の性だ。

名前を書き込もうかしら

自分の名前だけが書かれた絵馬もあった。

思い切って「彼」のところに僕の名前を油性ペンで書こうかと悩んだ。彼女に彼氏ができるし、僕にも彼女ができるので一石二鳥である。そういうことをした場合、どういう罪になるのだろうか。窃盗罪だろうか。

次に向かう(相変わらずの雨)

カップルだけが楽しいスポット

雨でも江の島はカップルが多い。

わざわざそういうのを見たくないから僕は雨の日に来たのに、一本の傘で歩いているカップルも目にする。僕に彼女ができたら雨の日もそろぞれ傘を持とうと心から思った。それが周りへの優しさだ。AC~もそういうCMを作ればいい。

カップルスポットにやって来た

「龍恋の鐘」というスポットにやって来た。

一つの南京錠にカップルが名前を書き、それをフェンスに吊るすという、睡眠時間が足りない朝の頭で考えてみると、頭が悪いのではないかと思うスポットだ。鍵を吊るして何になるのだと思う。

でも、たくさん吊るしてある
こんな感じで、
名前が書かれている

もちろんここはカップルならば、ディズニーランドの次くらいに絶対に行かなければならないスポットだ。ミッキーの耳をつけるのと同じように、南京錠に名前を書いて吊るさなければならないのだ。絶対にこんなことをするのはアホなカップルだと思う。

一応僕も吊るす
僕だけの名前で

僕も南京錠に名前を書いた。

カップルが吊るした南京錠を見ると、名前と名前の間に「ハート」が描かれていたので僕も書いたわけだ。しかし「つのだ☆ひろ」みたいなことになっていた。そのうち僕も歌でも唄いだすのではないだろうか。ここに名前を書いたカップルのところに行き「失恋レストラン(作詞作曲:つのだ☆ひろ)」を熱唱してやるのだ。きっと別れているだろうから。

早々に帰った

まとめのようなもの

この取材に行ったのは2009年のことだった。

大分昔だ。当時の僕にはいなかったが、今の僕には彼女がいる。なので、当時はアホと思っていたが、現在は絵馬も書きたいし、南京錠に名前も書きたい。大分当時とは考え方が変わっている。

しかし、変わっていないものもある。

相変わらずお金がないのだ。なので、絵馬は買わないし、南京錠も買わない。というか、買えないのだ。当時は思い切って南京錠を買った。若さゆえにできたことだ。今は無理だ。でも、大きく見ると現在も当時とやることは何も変わっていない。

カッパのカップルがいた!
  



Comments (7)

 

  1. ニヒルな旅人 より:

    な・・・なんと!江ノ島ってカポーの島だったんですか??全く意識もしませんでした。

  2. 地主 より:

    江ノ島は完全にカップルに島です。意識してみて下さい。すると行きたくなくなります!

  3. すーさん より:

    さっきたまたまこのblogを発見した干物女です( ̄∀ ̄)私も独り者(ちなみに大学生ですが出会いはナシ)なのですが、このブログを見てると共感したりカナリツボだったりします。
    ぜひ毎日更新してください(笑)

  4. 地主 より:

    すーさん
    大学生なら絶対に出会いがありますよ! 僕は出会いがありませんでしたが。毎日更新するぞ、の意気込みは胸に秘め、なるべく多く更新していきたいと思います! 今後ともよろしくお願いいたします。

  5. 鼻行類 より:

    江ノ島、案外面白そうですね。
    数kmくらいの割と近場に住んでいるのですが、
    年に1回、夏のバリ・サンセットくらいにしか行きません。
    江ノ島というと、いきなり割高な店店店、体調のあまりよく無さそうな猫猫猫、高い焼きハマグリ、エスカーを上がったら、ダイヤの催眠商法…などが浮かび、ガメツい観光要塞島!
    カップルの島のイメージはありませんでした。
    今度、そういう目でウオッチングしてみます。
    彼女と手をつないで…

  6. nek より:

    だれが撮影しているの?年上の彼女?
    ひとりじゃないじゃん…

  7. 招き猫 より:

    DPZいつも楽しく読んでます(^。^)
    今年のGWに江ノ島一人散歩してきたのですが、地主さんも同じような事していたので笑えました(^◇^)
    全くの偶然ですが、やはりキツかったです(>_<)

    以前、玉置さんのワカサギ釣り&天麩羅&温泉のバスツアーにも一人で参加しました。
    非常に寂しくキツかったのを覚えています(^_^;)

    これからも色々と面白い独り者企画を楽しみにしています。

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