男一人でイチゴ狩りに行く

石橋祥太   2012-05-19  

独り者にとって風邪は大敵。万が一寝込むようなことになれば、普段の5割増しで孤独を感じてしまう。それを防ぐためにビタミンCを積極的に摂取するようにしている。

その中でも一番食べているのはイチゴだ。好きということもあるが男一人で薄暗い部屋で頬張っているのだ。しかし、せっかく頬張るならたくさん、できれば明るい場所で頬張りたい。じゃないと暗くなるから。

ということで、男一人でイチゴ狩りに出かけることにした。

[text=石橋祥太]

一狩行こうぜ!

どうでもいいことだが僕の好きなフルーツトップ3は固定されている。イチゴ、スイカ、バナナの3つだ。イチゴミルクも好きだし、カキ氷といえばもちろんイチゴだ。その大好きなイチゴがイチゴ狩りで食べ放題だというのだからこれ以上の喜びはそうそう無い。はやる気持ちを抑えつつイチゴ園に向かった…

この先にイチゴが…

イチゴが!

閉まってた

なんという不覚、営業時間を過ぎていたのだ。事前のリサーチ不足で口の中が完全にイチゴモードだった僕の口の出鼻を完全にくじかれてしまった。すぐそこにイチゴがあるというのに手が届かないもどかしさが僕の心を締め付ける。

結局この日はラーメンを食べたが、イチゴモードの体にはどんなにうまいラーメンも心の満腹を満たしてはくれなかった。イチゴが食べたいのだ。明るい場所でたらふくに!

再チャレンジ

やはり思い立ったときに突然行くだけでなく、調査と準備をしてから行くこともそろそろ覚えていい頃かも知れない。我ながら自分の計画性のなさを少し反省したい。
だから今日はちゃんと準備をしていくことを決め、早めに向かった。

しかし直売は、

既に完売(みんなイチゴが好きなようだ!)

今はちょうどシーズンということもあり貸切営業の日も多く(取材したのは3月でした)、連日のテレビでのイチゴ狩り特集も加わった結果、週末にはかなりの人がいるようだ。だが今日は平日なのでゆっくりとイチゴ狩りができることだろう。

小学生以上で一般(キビしくない、そのルール)

料金は30分1500円、この日のために前日から改めてイチゴモードにしたのでイチゴ園の人には悪いが1500円分以上食べさせてもらおう。

イチゴ1000%

早速ハウスに入ると高床式の栽培棚に大量のイチゴが実っていた。僕には少し低いが、小さい子供達もとりやすいようによく配慮されている。ここで取れる品種「章姫(あきひめ)」は甘みが強く酸味が少ない特徴があるらしい。個人的には酸味もあるものの方が好きだが問題ないだろう。

高床式イチゴ畑

早速熟したイチゴをむさぼりはじめる。確かに甘くて酸味が少ないイチゴだ。やはりイチゴモードになっただけはある、ものの1分で10個のイチゴを食べてしまった。このペースで行けば単純計算300個のイチゴ、最低でも100個は食べられることになるだろう。

実りを感じる

平日ということもあるが、イチゴ狩りに一人で来ている男は僕以外に見当たらなかった。カップルや、女性同士のお客さんはいた。しかし、いくら目を凝らしても男一人は僕以外にいない。イチゴ狩りも男一人でくる場所ではないようだ。それに気が付き、甘みと悲しみを同時に感じたが、美味しいからまぁいいや! という気持ちにだんだんとなって来た。

男がイチゴを食す様子

イチゴ狩りの醍醐味といえばもいで食べることもさることながら、一度はやってみたかった直食いをできるのが大きい。僕も夢の産地直送食いをやってみた。

産地直送フレッシュな味わい

そんな風にイチゴを満喫したけれど、しばらくするとまずい事になった。25個食べたあたりでなんか飽きてきたのだ。どんなに好きで美味しいものでも、それだけを食べ続けるとさすがに飽きてくるのだ。

大食いにおける天敵は、満腹感もさることながら味への飽きも大きいと聞いたことがある。僕も今完全に口の中が味に飽きた状態になっていることは明白だ。

しかし、今日の僕はいつもの無計画な僕ではない、こんなこともあろうかと行きがけのスーパーで練乳を買ってきたのだ。今日の僕はロボットアニメの博士キャラ並の頼もしさだ。練乳という必殺兵器を装備することによってイチゴは更なる高みへと上るのだ!

必殺のアイテム

合体!

ムシャムシャ

だが、戦いはイチゴ側が圧倒的に有利だった。
一人で食べられるイチゴの量もたかが知れているし、一人でただひたすらイチゴを食べているだけで特に面白いこともないので、むしろ空間に対する飽きまで来てしまった。

一人でイチゴ狩りに来ている人(僕以外)がいない理由が分かった気がした。近くにいたカップルは飽きた! という話題でじゃれていたが、僕にはじゃれる相手もいない。でもまぁ美味しかったから別にいっか!

限界を感じつつある笑顔

まとめ

今回食べた30分で食べたイチゴの総数は53個、一個当たり約30円。
あれ、なんか高いぞ…
実際に帰りにスーパーで確認したら約30粒前後入って398円だったので一個当たり約13円…
つまりイチゴ狩りをするよりイチゴを買ったほうが安く、プロの選別した美味しいイチゴを食べることができる。
結局一人でイチゴを食べるならスーパーで買って食べる方が安いことが証明されてしまった
そもそも一人でひたすら同じものを食べ続ける孤独な戦いに一体何の意味があったのだろうか…答えの出ぬまま帰りにまたイチゴを買った。

安い、圧倒的に安い!

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